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■ニュースの概要
2020年5月18日、ブルームバーグが伝えたところによると、中国北東部・吉林省で、新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生し、感染拡大に備え当局は、住民に移動制限を課し、都市封鎖(ロックダウン)を行った。日常生活における平常への復帰の動きは、後戻りした形だ。中国当局によると11日、吉林省吉林市の管轄下にある秀蘭市は非常事態を宣言し、13日には吉林省吉林市が封鎖状態に入ったと発表した。5月21日現在、発生したクラスターは、少なくとも46人以上で26人が入院していると報告しているが、感染規模は比較的小さく、拡大ペースは緩やかであるとしている。しかし、公共施設・学校は閉鎖され、鉄道・バス・タクシーなどの交通機関は運行を停止し、市内の村と住宅地を封鎖する厳しい措置がとられた。住民には、各世帯ごとに1人、2日おき2時間以内の必需品の購入以外、外出制限が設けられている。また、市内の2つのスタジアムに臨時病院を設置して、緊急時に対応できるシステムを構築し、市内各所で消毒が実施されている。感染状況はより深刻である可能性を示唆している。吉林省・吉林市の人口は440万人であるが、ブルームバーグによると、都市封鎖・移動制限の規模は、人口1億人規模に達するとしている。中国当局による迅速かつ強力な対応は、感染拡大の第2波への懸念の強さを反映しているものと見られる。
引用・参考:https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-05-18/over-100-million-in-china-s-northeast-thrown-back-under-lockdown
https://www.scmp.com/news/china/society/article/3084928/coronavirus-shulan-goes-lockdown-fears-grow-over-chinas
https://www.theguardian.com/world/2020/may/19/china-puts-city-of-shulan-under-wuhan-style-lockdown-after-fresh-covid-19-cases

■当チャンネルによる調査・分析・解説・意見
さて、中国では、湖北省・武漢市で大規模な感染拡大が発生し、1月末頃から2カ月半にわたり厳しい都市封鎖、移動制限を実施した結果、感染は一旦収束した。このため中国は移動規制を緩和したが、すると5月1日からの5連休で数千万人の旅行客が国内を移動した。観光地や商業地域では、混雑・密集する状況も見られ、感染の再拡大が懸念されていた。また、韓国でも4月に入り感染の拡大は収束する傾向を見せたが、5月になるとソウルのクラブに端を発する数百人規模の新規感染者が発生した。中国や韓国では、世界的にみて比較的早い時期に第1波の感染拡大と収束が観察されたことから、経済活動を段階的に再開したときに、どのような事が起こるのか、その動向が世界的に注視されていたのだ。だが中国で、今回のような第2波の発生とも見られる動きが現れたことは、「来るものが来た」という印象が強い。しかも、その到来は予想よりも早かったようだ。やはり、ある程度の国内移動制限は必要であり、旅行を控える、三密を避ける、社会的距離をとるなど、日常生活の中で出来る新しい行動様式を維持していく必要がありそうだ。入国制限など、国境封鎖の解除については、リスクが大きく、時期尚早と見るべきだろう。日本や世界にとって、中国・韓国の試行錯誤は貴重なサンプルであり、防疫体制と経済活動再開のバランスを図る上で、多くの社会実験のデータとして活用することができるだろう。

今回のテーマは「中国で再び、ロックダウン!新型コロナウイルス第2波の感染が拡大か?」でした。なお、中国当局や医師らは、興味深い見解を示しました。武漢で発生した初期の感染集団と比較して北東部吉林省の症例では、ウイルスに変異が認められるとうのです。中国当局は、吉林省の新型コロナウイルスの型はロシアで流行しているものと一致していると説明しています。また、武漢タイプの患者は心臓、腎臓、腸全体など多臓器で損傷が見られたが、北東部クラスターの患者では主に肺に損傷が見られ、症状が異なるとしています。こうした報告は今後確認される必要がありますが、ウイルスの型の変異、症状の変化があるとすれば、ワクチンの開発、治療法の確立を、より困難なものにする可能性があります。また、武漢の当局は、最近になって武漢市の住民1100万人全員に、ウイルス検査を行う計画だと発表しました。果たして、そんなことが可能なのか、また一体何を目的としているのか、疑問が提起されます。いずれにせよ、中国は感染の拡大、感染者の封じ込めを徹底的に行い、正確なデータを迅速に開示するなど、世界の防疫に協力すべきと思われます。以上、甘井香織がナビゲートいたしました。みなさんは、どう感じられましたか?
引用・参考:https://diamond.jp/articles/-/237577
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-05-20/china-sees-signs-new-cluster-carries-virus-longer-than-in-wuhan
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-11/QA6UDWT0AFB501

■使用楽曲提供:
「甘茶の音楽工房」様 https://amachamusic.chagasi.com/
「ミュージックノート」様 http://www.music-note.jp/bgm/

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https://news.foredooming.com/wp/wp-content/uploads/2020/05/2-10.jpghttps://news.foredooming.com/wp/wp-content/uploads/2020/05/2-10-225x150.jpgtsutomu新型コロナウイルス■ニュースの概要 2020年5月18日、ブルームバーグが伝えたところによると、中国北東部・吉林省で、新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生し、感染拡大に備え当局は、住民に移動制限を課し、都市封鎖(ロックダウン)を行った。日常生活における平常への復帰の動きは、後戻りした形だ。中国当局によると11日、吉林省吉林市の管轄下にある秀蘭市は非常事態を宣言し、13日には吉林省吉林市が封鎖状態に入ったと発表した。5月21日現在、発生したクラスターは、少なくとも46人以上で26人が入院していると報告しているが、感染規模は比較的小さく、拡大ペースは緩やかであるとしている。しかし、公共施設・学校は閉鎖され、鉄道・バス・タクシーなどの交通機関は運行を停止し、市内の村と住宅地を封鎖する厳しい措置がとられた。住民には、各世帯ごとに1人、2日おき2時間以内の必需品の購入以外、外出制限が設けられている。また、市内の2つのスタジアムに臨時病院を設置して、緊急時に対応できるシステムを構築し、市内各所で消毒が実施されている。感染状況はより深刻である可能性を示唆している。吉林省・吉林市の人口は440万人であるが、ブルームバーグによると、都市封鎖・移動制限の規模は、人口1億人規模に達するとしている。中国当局による迅速かつ強力な対応は、感染拡大の第2波への懸念の強さを反映しているものと見られる。 引用・参考:https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-05-18/over-100-million-in-china-s-northeast-thrown-back-under-lockdown https://www.scmp.com/news/china/society/article/3084928/coronavirus-shulan-goes-lockdown-fears-grow-over-chinas https://www.theguardian.com/world/2020/may/19/china-puts-city-of-shulan-under-wuhan-style-lockdown-after-fresh-covid-19-cases ■当チャンネルによる調査・分析・解説・意見 さて、中国では、湖北省・武漢市で大規模な感染拡大が発生し、1月末頃から2カ月半にわたり厳しい都市封鎖、移動制限を実施した結果、感染は一旦収束した。このため中国は移動規制を緩和したが、すると5月1日からの5連休で数千万人の旅行客が国内を移動した。観光地や商業地域では、混雑・密集する状況も見られ、感染の再拡大が懸念されていた。また、韓国でも4月に入り感染の拡大は収束する傾向を見せたが、5月になるとソウルのクラブに端を発する数百人規模の新規感染者が発生した。中国や韓国では、世界的にみて比較的早い時期に第1波の感染拡大と収束が観察されたことから、経済活動を段階的に再開したときに、どのような事が起こるのか、その動向が世界的に注視されていたのだ。だが中国で、今回のような第2波の発生とも見られる動きが現れたことは、「来るものが来た」という印象が強い。しかも、その到来は予想よりも早かったようだ。やはり、ある程度の国内移動制限は必要であり、旅行を控える、三密を避ける、社会的距離をとるなど、日常生活の中で出来る新しい行動様式を維持していく必要がありそうだ。入国制限など、国境封鎖の解除については、リスクが大きく、時期尚早と見るべきだろう。日本や世界にとって、中国・韓国の試行錯誤は貴重なサンプルであり、防疫体制と経済活動再開のバランスを図る上で、多くの社会実験のデータとして活用することができるだろう。 今回のテーマは「中国で再び、ロックダウン!新型コロナウイルス第2波の感染が拡大か?」でした。なお、中国当局や医師らは、興味深い見解を示しました。武漢で発生した初期の感染集団と比較して北東部吉林省の症例では、ウイルスに変異が認められるとうのです。中国当局は、吉林省の新型コロナウイルスの型はロシアで流行しているものと一致していると説明しています。また、武漢タイプの患者は心臓、腎臓、腸全体など多臓器で損傷が見られたが、北東部クラスターの患者では主に肺に損傷が見られ、症状が異なるとしています。こうした報告は今後確認される必要がありますが、ウイルスの型の変異、症状の変化があるとすれば、ワクチンの開発、治療法の確立を、より困難なものにする可能性があります。また、武漢の当局は、最近になって武漢市の住民1100万人全員に、ウイルス検査を行う計画だと発表しました。果たして、そんなことが可能なのか、また一体何を目的としているのか、疑問が提起されます。いずれにせよ、中国は感染の拡大、感染者の封じ込めを徹底的に行い、正確なデータを迅速に開示するなど、世界の防疫に協力すべきと思われます。以上、甘井香織がナビゲートいたしました。みなさんは、どう感じられましたか? 引用・参考:https://diamond.jp/articles/-/237577 https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-05-20/china-sees-signs-new-cluster-carries-virus-longer-than-in-wuhan https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-11/QA6UDWT0AFB501 ■使用楽曲提供: 「甘茶の音楽工房」様 https://amachamusic.chagasi.com/ 「ミュージックノート」様 http://www.music-note.jp/bgm/ ■甘井香織です。YouTubeポリシーに準拠したご意見・ご感想が製作の励みになります。チャンネル登録はこちら→ http://www.youtube.com/channel/UCOHjxgf8CpNyg6gRMk8vurg?sub_confirmation=1ニュース動画をコンテンツごとにわかりやすくまとめた国内最大級のサイトです。